実はソウセツシャドウメイ1500Hit突破記念小説です。
全ては君が為に

(たかむら) 薙(なぎ)

我が誰かと争そうと
あの小さな少女は
必ずその大きな瞳を哀しみで染める

我は決して彼女を哀しませたいわけではない

だが

それでも我にも譲れぬものが、ある。

彼らは我らを迫害してきた。
今もまた迫害している。

どうして彼らを許すことができよう?
彼らを許すことを許されるような者がいるだろうか?

我と我が同胞は、
間違いなくその身に彼らよりの迫害を受けてきた。
その為に死んでいった者もいた。
死ぬより辛い、酷い目にあった者も、いた。

そのことを忘れろと言うのか?
我と我が同胞が彼らによって苦しめられてきたことを忘れろと!?

そのようなこと、できよう筈もないではないか!!

だがそう言うと、
それはそうかもしれないけれどと言って
あの小さな少女はまたしても
その大きな瞳を哀しみで染める。

迫害した者と私たちが受け入れようとしている者は別の者なのだから、と。
その大きな瞳に涙を浮かべ、
必死に言い募る。

我は彼女を泣かせたいわけではないのに。

だから

だからこそ我は決別を選ぼう。

全ては彼女の為。
無垢なる彼女をこれ以上哀しませ、泣かさぬ為に。

    我はここより
           永遠(とわ)に立ち去ることとしよう――。










全てはヘルガに通じてるのかサラザール(爆笑)
結局、彼は同胞を愛しすぎたんですよ。優しすぎたとも言えますが。
周りで同胞が迫害で苦しんでいく中で自分はのうのうと生きてる。
迫害を与えた者を決して許さないことが彼が苦しんでいく同胞達にしてやれる唯一のことだ、と、そう判断したんですね。
ああなんて切ない……><
っていうかなんて不器用な……
なんなんだお前は。四強の中で最強のくせしてその不器用さは(笑)

Written by Nagi Takamura

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